北海道ならではの出会い

大学の夏休みに一人旅に出ることにしました。

アウトドアに興味があったので、トレッキングシューズを買って山にいくことにしました。

山といっても暑いのは嫌なので、北海道の山歩きをしようと考えました。

せっかくなので温泉がある場所が良いだろうということで登別周辺を選びました。

北海道の山にはヒグマが出ることがあります。

可能性は高くないかもしれませんが、万一出会ってしまったら食い殺されてしまうかもしれません。

そんなリスクを負うのは嫌なので、熊よけの鈴と熊よけスプレーを持っていくことにしました。

チリンチリンと音を鳴らして山を歩いて行く姿は少し間抜けだったかもしれません。

もちろん、現地の人からすれば当たり前の姿で、むしろ鈴をもっていないほうが変に思われるのかもしれません。

さて、北の大地とはいえ歩いていると汗をかいてきます。

「暑いな~」と思って道ばたの石に座って休憩していると、大学生くらいの男性が5人で歩いてきました。

私と同じタイミングで疲れたらしく近くに腰掛けて休憩を始めました。

会話を聞いていると、「なかなか見つからないね」とか「痕跡はあるんだけどね」とか言っています。

何のことか気になったので尋ねてみると、なんとヒグマを探しているんだそうです。

大学のヒグマサークルのメンバーだったようです。

そんなものがあるとは…

話しているうちに仲良くなったので、ヒグマサークルご一行に加えてもらうことにしました。

ヒグマの足跡や糞などを頼りにヒグマの行動を探るのはとても楽しい時間でした。

こういう出会いは北海道ならではだなぁと思います。